一般国道113号
八ツ口旧道 第11部

2020年3月7日 探索・2020年4月28日 公開

八ツ口集落からこの旧道を歩いて辿ってきたが、実に楽しくいい時間だった。
これまで私が辿ってきた道も、今は通れなくなってしまったところがいくつかあるが、この道もいつかは通れなくなってしまうのだろうか…などと思いながら進む私の目の前に現れたのは…!。

うおっ!灌木のヤブだっ!

なんという濃いヤブだっ!。灌木の林と言ってもいいくらいじゃないか!。
…とは言いつつ、これを通らないとゴールには辿り着けない…う~む、これは覚悟を決めて通るしかないな。いよいよ腰に下げたバトルアックス(←ただのナタ(笑))の出番かっ!。なんだったらノコギリもあるぞ!…と張り切ってみるものの…仕方ない、ここはかき分けていくか…
それにしても、左の法面も路面も一面灌木が生えている。こりゃすごいなぁ…

背中に背負った撮影機材のリュックがあちこちの灌木にひっかかったり、その灌木に巻き付いたツタが足にからまったり、それで躓いたりして四苦八苦しながらヤブを抜けていく。通りにくいったらありゃしない。だから灌木はキライだっ!。…ま、それはそれとして(笑)。
御覧の通り路面はしっかりとしていて、道の面影をよく残している。右側は杉林になっているが、様子から見ると綺麗に植林されているようで、もしかすると何かの防護林なのかもしれない。

一見すると鉄道の路盤跡にも見えるような、旧道の路盤。仮にここが鉄道の路盤としても、実に雰囲気たっぷりの風景ではないか。向こう側から蒸気機関車がやってきそうだ。米坂線だとやっぱりキューロクの愛称を持つ、9600形蒸気機関車だろうか(←実は鉄道好きだったり(笑))。
でも、ここは旧道、非常にいい雰囲気の旧道なのは間違いない。そしておそらくこの辺は現役の道、作業道か何かで今も管理されているのだろう。右の杉林を見てもどことなく整然としていて、人の手が入っているような雰囲気だ。

いいなぁ、この風景

ここまで来ると路面の灌木は少なくなって、非常に通りやすくなってくると同時に、正直に言うと何となく物足りない。今までいろいろと結構楽しませてくれた旧道だったが故に、こんなに安定して通りやすいとなると拍子抜けと言うか、やっぱり「物足りない」のは贅沢というものか(笑)。だいぶ日が傾いてきた。今は15時半を回り、もうすぐ16時になろうとしているが、ここまで予定通り進んできた。多分、ゴールはもうすぐなんだけど…

あった!。愛車の自転車だ!

あらかじめ探索前に立ち寄り、隠しておいた自転車だ(一応ちゃんと施錠してある)。これが見えるということはゴール地点だ。それは長かったが楽しかった時間の終わりでもある。美しい景色と4人の若者の想いにも触れることが出来たし、途中のロックシェッドではいろいろと楽しませてもらった。
あとはこの自転車で現道を通り、八ツ口集落の旧道入口で待つ車に戻るだけだ。

現道に合流して八ツ口大橋の上から旧道区間を見てみる。先に見える赤い橋のようなものがチラッと見えているが、これが金丸大橋だ。現道は今私がいるこの八ツ口大橋を過ぎると龍の髭トンネルを通り、金丸大橋を渡った位置で旧道と合流する。こうしてみると、結構長い道のりを歩いてきたもんだ。最近(ずっと前から?)、体重を気にする年代になってきた私だが、カロリーは消費出来ただろうか。これで帰ってビールを呑むからいけないんだよねぇ…(笑)


さて、自転車を止めていた場所から現道に合流するまでの旧道区間は、実は作業道として今でも現役の道だ。先ほど自転車を止めていた場所の少し手前にパイプラインの隧道があり(この隧道は入口が厳重に封鎖されており、隧道付近も立入禁止)、その管理のために八ツ口旧道の一部区間が利用されている。このため、詳しく記述することを避けたので、御了承頂きたい。


さぁ、後は机上調査だ。以前はどんな道筋だったのか。また、いつ頃に旧道から現道に切り替わったのか。その辺も含めて、出来る限り調査してみよう!。

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