一般国道459号
当麻トンネル旧道
第2部

2019年12月14日・21日 探索・2020年1月23日 公開

※このレポートでは基本的に2019年12月21日に再撮影した画像を使用しますが、一部に2019年12月8日・12月14日に撮影した画像を使用します。このため、画像の印象が変わることがありますが御了承ください。 また、初回投稿時では12月14日探索としていましたが、再撮影した画像の日付に合わせるため12月14日・21日探索としました。

離合地点を過ぎて、この道のならではの雰囲気がいっぱいの景色に戻る。のんびりと自転車を漕いで先へ進んでいく。路面のアスファルトは健在で、車が通っている証のダブルトラックがあるのは助かる。路肩を見ると、冬季の雪の重みでガードロープの支柱が曲がって斜めになってしまっていたりするが、そもそもこの道は積雪時には通らないのだろう。山側の法面に生えている木は桜だろうか。もしそうなら、この道は春になると桜が咲く非常に綺麗な道なことだろう。春になったら、もう一度ここを通ってみようかな。

道幅の狭さを確認して頂くために、今回私と行動を共にしている自転車を置いてみた。基本的には折り畳み自転車なので、自転車自体はさほど大きくないのはおわかり頂けるかと思うが、御覧のようにその自転車の幅より少し広いくらいの道幅なのだ。車一台通ると精いっぱいの道幅じゃないか。…実に素敵な道だ(笑)

先に進むと、周りの木々が深くなってくる。右の林のすぐ下にはJR磐越西線の線路が走り、更にその脇には阿賀野川が流れている。…のはいいのだが、この二つ並んだカーブミラーを見た瞬間に「はて?」と考え込んでしまった。周りを確認しても、ここは山側から合流する道もなく、そのため交差点になっている訳でもない。なのに、路肩側に2連続のカーブミラー…。う~ん、カオスだ(笑)

あれは「おにぎり」!

おにぎりとは、ここから先に見えている青い逆三角形の国道番号を表示している標識のことだ。ここは旧道なので、本来はこの標識は外されていなければならないはずなのだが、たまにこうして残っていることがある。なので、旧道を探索中にこうしたおにぎりを見つけると、俄然テンションが上がる、探索者にとっては非常にニクいヤツであることは間違いない。しかも、その周りの風景もおにぎりに似合っている!。周りには当たり前だが誰もいなくて、従って見てる人もいないはずなのだが、誰に見せるつもりなのかことさら落ち着いているフリをして(笑)、逸る気持ちを抑えつつ近づいていく。

と言うことで、またまた自転車登場(笑)。ホントに今回は大活躍しているが、今回の旧道はトンネル区間だけだとしても、そのトンネルの全長は1,330mなので、旧道の長さも少なくとも1,300mくらいある。ここを歩いて探索すると結構な時間がかかるが(私の足だと1時間や1時間半近くかかるだろうか)、自転車だと時間を短縮することが出来るのが利点だし、何より楽だ(笑)。
ここで小休止。背中のリュックからサーモボトルに入れて持参したお茶で冷えた身体を温めることにして、おにぎり(←標識)のそばでお茶を飲みながら空を見上げてみる。空はど~んよりと曇っていて今にも泣き出しそうだが、よく見ると道が通っているところだけ杉林に隙間が出来ている。峠道の旧道を探索中に、ヤブなどで道筋がわかりにくくなったりすると空を見上げて道筋を確認してみたりするが、ここはわからなくなるなんてことはなさそうだ。さて、少し休憩したところで出発だ。

あら、交差点?!

探索再開!。 こうした道にありがちなのだが、 杉の葉が降り積もってフカフカになっている路面をのんびりと進んでいくと、このような場所に出た。交差点だろうか?。いやいや、地図上には交差点や合流する道はなかったはず。では、この場所は何だろう?。じっくり調べてみよう。まず手始めにと言うわけで辺りを見回してみると…。

おや、この看板は?

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