新潟県一般県道393号
礼拝長岡線
沖見峠トンネル旧道
第5部

2020年5月23日 探索・2020年7月29日 公開

沖見の嶺を越えて

これまでは妙法寺側からこの峠に登ってきているので、今度は油田方面に降りることになる。この画像は峠から油田側を眺めたものだが、妙法寺川と違って空が非常に明るい。これまでの道の状況から見ると、この道は今でも多少なりとも通行があるようなのでヤブになっていることはなさそうだが、何があるかわからない。慎重に(かつ大胆に(笑))進んでいくことにする。

よかった!
ヤブになってない!(笑)

旧道がヤブになっていないだけでこんなに幸せを感じられるのは、この趣味だけだと断言できると思う。間違いない(笑)。峠を出発すると明るい空の太陽に照らされる、楽しそうな細い一本道が現れる。ここからは下り。と言うことは、峠まで押して上がっていた自転車が今こそ活躍する場面ではないか!。喜んで自転車に跨ってみるが、そのあまりの勾配の傾斜角にすぐに降りてしまったことはナイショだ(笑)

と言うことで、慎重に降りながら先へ進んでみる。前の画像で前方に見えていた、左カーブに突っ込んで行く手前の画像だ。目の前の真っ直ぐ伸びた杉林に対し、手前の道の周りに生えている木々は低木。それだけに道に光が降り注いでいるのはいいのだが、私は今自転車に跨って下っている。ということで「いいな」と思った景色に対して、急に止まれないと言う欠点があるのだ。結局、ここも止まり切れずに過ぎてしまって、自転車を押して戻ってしまったのだ。…ま、楽だからいいか(笑)。

前の画像の左カーブを抜けると、低木が続く台地の中心をそのまま抜けていくような、雰囲気のいい道筋。どことなく蒲萄峠への道を思い出してしまうような道だ。それに、青空に映える緑が非常に美しい。その緑の中を抜けていく旧道の道幅は決して広いものではなく、軽トラ一台が通るのにやっとと言ったところだが、新潟県一般県道506号に比べれば、まだマシなほうだ(笑)。
ここを自転車で一気に駆け抜けるのは非常に惜しい気がして、自転車を押しながら歩いていく。

道なりに進んでいくと右カーブになって下りになってくる。12時30分過ぎに献上場を出発して、ここまででおよそ30分。今は13時を少し回ったところだ。木陰が多くあり、非常に涼しかった峠で少し休憩もしたし、長いことこの道を通っている間隔があるが、まだ30分と少ししか経っていない。
カーブの先にどんな道があるのか、ワクワクしながら回っていくと…

路面に草が侵食してきているものの、道としてしっかりと保たれていて、沖見峠トンネルの油田側坑口を目指して下りていく。ところで、周囲の樹木の生え方にもよるのだろうが、この峠は油田側の方が非常に明るい。日差しが降り注ぐ側はこの時期、普通は下草が生え放題になってヤブ漕ぎしないといけないこともしばしばあるが、この道はそんなことはない。
これはこの道が今でも現役だからなんだろうと思うんだけど、それにしては妙法寺側で見かけられた畑や田圃などが油田側にはなく、この道を通る理由がないようにも思えたりする。
やっぱり、この道は何らかの理由で定期的に管理されているのかな…などと思いつつ、辺りにプーさん(クマ)の影がないか注意しながら進んでいく。

左カーブを回り込んでいくと、道は結構なバンク角で下っていく。これ、決してカメラを意図的に傾けているのではなく、道自体が傾いているのだ。その証拠に、カーブの先に見える杉の木は真っ直ぐに立っている。ここを自転車で下っていくと結構な快走路だろうなと言う気がするが、忘れてはいけない。ここは旧道。先に何があるか、わかったものじゃないので、やっぱりゆっくり下るのがベストだろう。

左カーブをクリアすると、少しの直線ですぐまた右カーブ。この辺は道の周囲にあまりにも木々がなく、どことなく拓けているという印象がある。おかげでさっきから日陰のないところばっかりで非常に暑いんだが、峠からここまでの区間は油田(ゆでん)の跡か、何かの耕作地の跡かなと言う気がしてきた。
ひとまず次の日陰で水分と塩分を補給することにして、旧道はこの先、沖見峠トンネルの油田(あぶらでん)側坑口の直前で現道に合流するはずだ。
そういえばさっきから現道を通行する車の音が遠くに聞こえていて、ここから合流点まではおそらくそんなに遠くないと思う。


今回の探索は変則で、峠の手前にある「献上場(こんじょうば)」より出発している。
このまま峠を降りると、現道を通って妙法寺側から献上場までの探索が待っているので、まだまだ先は長い。気温も高くなってきた。
体力の消耗に気を付けながら、のんびりと行こう。

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