一般国道49号 旧道
音無川右岸道
第4部

2019年3月10日 探索・2019年4月8日公開

前回、左に入って山中に登っていく道を紹介したところまでで終わっている。今回はその続き。

山の中に続く道の分岐点を過ぎると、旧道はこんな道幅の広がりを見せる。
左側石垣、右側旧道。そこをポツポツと歩いていると、その昔に歩いてここを通った人々の想いと、人影が見えるよう気がした。古くから存在する街道にはそこを通った人の想いが見えるようで、私の好きな瞬間でもある。

いいねぇ!。道として美しい道だけど、ここが大動脈の49号だったと思うと、ここにはもしかするとバスも走っていたかもしれないし、歩く人は多かっただろうし、道路整備が進んでいなかった当時の日本の風景が蘇る。この道はおそらく一番下にあるアスファルトの上に枯葉が積もっているのだろうが、当時はそのまんま砂利道だっただろうな~。

いい雰囲気の道の風景が続く。右側に流れている音無川の流れの音が常に聞こえていて、清涼感があふれている。山側には湧水があり、石の山肌に伝って流れている水が路面を濡らしている。ここから先に見える景色は旧道が音無川から一旦離れて山中に突っ込んで行くようであり、森のトンネル(ここは隧道と言うべきだろうか(笑))みたいになっているところが興味深々だ。

雪が残ってるかなぁ…と思いながら歩を進めてきたが、案の定と言うべきか雪が残っている。長靴を履いているので足が汚れたり濡れたりする心配はないものの、山側の斜面を見るとここも雪崩が起きそうな地形で、この風景を見ると、旧道は雪や雪崩との戦いの連続だったんだなぁと思った。

林の中を抜ける旧道。道の傍らには用水路が流れており、右側には音無川。暑い日には一休みするのにいい場所じゃないか。右下には音無川も見える。ここまで長く歩いてきて、少し疲れてきた。この辺で少し休憩することにして、水分を補給した。

気のせいか、周りの景色が先ほどよりも変化に富んでいるため旧道の雰囲気もそのたびに変わり、なかなか楽しい道になってきた。道幅は先ほどから一定で進んできており、その幅は4mくらいだろうか。今の車ならすれ違いは出来ないか、若しくはギリギリかもしれないが、一回り小さかった昔の車なら十分にすれ違いが出来るほどの道幅である。

旧道の脇を流れる音無川。流れる水が非常に澄んでいて、魚が泳いでいると旧道からでも見えそうなほど透明感溢れる水が勢いよく流れている。気温が高い夏なら、体をクールダウンするべく顔でも洗うところだが、今はやめておこう。凍えてしまうかも(笑)

これは…開削(かいさく)されたのかな?。左側の崖の模様が美しい。思わず立ち止まって眺めてしまったが、よくもまぁこんなところを切り開いて道を作ったもんだと、改めて関心してしまった。先に見える赤い橋は現道の国道49号で、現道は三郷交差点からずっと音無川の左岸を走って先に見える橋で右岸に渡り、この旧道と花立集落の直前で合流する。

現道の橋の下までやってきた。ここで初めてミスをしてしまったことに気づいた。この橋の名前を調べてなかった!。場所は花立集落の直前にある現道の橋なのだが…。この場所が地形的に一番広く開けており、この橋がなかった風景を想像してみたが、ここはきっと風光明媚な場所だったことだろう。右側の音無川の清流の脇を走る旧道。道と川の水面の高さもここが一番低く、馬や牛が喉を潤した場所の可能性があるかも?。

橋の下にある堰の風景。人工的な構造物だが、風景に溶け込んでいるような印象。これはこれで、なかなか美しい風景と思う。この上は現道の赤い橋が音無川を渡っていて、道路継ぎ目を渡る車の音がひっきりなしに響いている。手元にある地図を見ると、この現道の赤い橋から花立集落まではさほど距離はなく、この旧道も現道に合流するまであと少しと言うことだ。

地図を眺めていて偶然発見した道だったが、探索のきっかけは三郷交差点にあった馬頭観音塔だった。
ここを通ったであろう多くの人たちに想いを馳せながら、ゴールまであと少し!

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