一般国道49号
石間石戸地区旧道

2018年4月30日 探索・2018年5月29日 公開
2018年10月4日 石戸集落部分および画像追加、加筆修正

国道49号は福島県いわき市を起点とし、新潟市中央区を終点とする総延長248キロの国道である。
いくつもの旧街道を繋げて構成されているこの道は、古くから福島県と新潟県を結ぶ大動脈として1963年に2級国道115号から1級国道49号に昇格し、全区間建設省(現在の国土交通省)が管理する、直轄国道に指定される。
だが、この国道は1967年の羽越水害や、冬季の豪雪による通行止め、雪崩による危険など、数々の災害に見舞われ、国道昇格と同時に改良工事の連続であった。特に阿賀町本尊岩地区の土砂災害の危険(一時は日本一危険な国道とも言われた)が非常に高く、1995年4月1日の新潟県北部地震発生時には、本尊岩トンネル付近で大規模な岩盤崩壊と土砂流出が発生する大きな被害が出た。

この為、本尊岩を中心とする阿賀野川右岸を通る区間を含む、阿賀町津川の津川トンネル東側(津川側入口)から阿賀町黒岩の揚川トンネル西側(新潟側入口。新潟県一般県道17号交点)までを揚川改良として工事が進められ、2013年3月30日を以ってこの区間の道路は阿賀野川対岸の山側を迂回する現在の道に切り替えられた。阿賀野川右岸を通る旧道の区間は全面立ち入り禁止となって廃道となり道路の供用廃止の手続きがされ、この区間の道路は国土地理院の地図からも抹消されている(津川トンネルから麒麟橋を渡り、大牧集落までは現在も国道459号として新潟県で管理されている)。

この他にも、この国道49号は阿賀野市内(旧安田町、旧水原町)でバイパスの工事が現在も進められており、大動脈として対策が進められているが、これから紹介する区間も、遥か昔に改良が行われて旧道となった区間である。この道は旧道となってから三川村道石間取上線となり、現在は阿賀町道となっているが、2002年頃まではこの旧道も難なく通行できたようだ。上の画像は現在(2018年)の様子だが、この道が国道として現役であったころ、また村道として活躍していた頃は、風光明媚な道だっただろうと思われる。
おそらく、何らかの災害によって(崖崩れや路盤崩落など)でこの道は通行止めになり、現在もそのままになっているのだろう。実際、この区間は供用廃止をしていないようで、国土地理院の地図にもしっかりと掲載されている。しかし、実態は…大いに楽しめる、なかなかの旧道?廃道?だった!

さぁ、それでは行ってみよう!

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