スズメバチ狂騒曲

スズメバチ狂騒曲

2020年8月4日

新潟県は8月2日に梅雨明けしましたが、これはその前日のお話。
私が住んでいる新潟市は8月1日も雨は降らず、蒸し暑い日でした。その日、私は休みで、夏の日差しから玄関を守るためにネットをかけ、庭の草でも抜こうかと玄関から庭に回り、裏口のそばに置いてある手袋を取ろうとした時のことでした。私の耳元に、どこかで聞いたことがある特徴ある羽音と、私の視界の中に結構大きくて素早い、飛び回るものが入ってきます。

「ブーン…ブーン…」

とっさに「この飛び方は普通じゃない!」と感じた私はすぐにその場をそっと離脱。2mほど離れて、今まで自分がいたところを見てみると、原因がすぐにわかりました。これです。

!!!

旧道や廃道、隧道などを探索していると、時折出くわすヤツじゃないか?。いやいや、でもここは新潟市のど真ん中。こんなところにアイツが?。
いや~でも、この周辺はなぜか新潟市でも自然豊かなところだしなぁ…。あ!、私の眼がおかしくなっているのかな?。うん、そうだ!。もう一回見直してみよう!。

スズメバチやんけ!!!

あちゃ~…よりにもよってこんなものが。しかも、よく見てみると真ん中の巣穴から一匹顔を出して、周りを見回してるじゃないの!。こんな時ですが「へぇ~、スズメバチってそうなんだ!」と、のんきに観察していました(笑)。
しかし、このまま放っておくわけにもいきません。何しろ、こんなものが飛びまわっていてはオチオチ庭に出ることも出来なくなってしまうではないですか。今年の夏はコロナ禍でどこにも行けないので、庭にテーブルとホットプレートを持ち込んで「一番搾りごっこ」をしようと企んでいたのに…(←単純に酒が呑みたいだけと言う話もある(笑))

さて、自分で始末する訳にもいかないので、業者さんにお願いすることにしました。早速ググって電話。当日の夜に来てくれることになり(夜の方がハチが巣に全て戻っているので、効果的なんだそうです)、その時間を待つことにします。

夕方6時過ぎ、その業者さんが来ました。20代の若い兄さん。
早速、ハチの退治作戦が始まります。特殊な殺虫剤を吹き付けて飛び回るハチを退治すると、巣の本体に取り掛かります。巣に殺虫剤を吹き付けると中から残っていた予備軍が出てきて、巣を守ろうとして飛び回ります。ハチの巣をつついたような騒ぎとは正にこのことかと、妙に感心してしまいました。

結果、30分ほどで作業は終了。
ウチに巣を作ったスズメバチは「コガタスズメバチ」と言うそうで、街中に巣を作るスズメバチの中で、一番多い種類なんだとか。更に伺うと、今年はスズメバチの活動する時期がズレていて、例年だと梅雨前の時季から巣の除去の依頼が相次ぐのだそうですが、今年は今頃から増え始めているそうで「少しおかしいんですよね」と言われておりました。

翌日、巣を取った後の残骸を撮影したのが、これです。

何はともあれ、家族が刺されなくて何より。
この巣の下にある扉は、家から庭に出入りできる扉の中で一番開閉する頻度が高いため、いつスズメバチがウチの中に入ってきても、おかしくない状態でした。これで安心です。
皆様も、スズメバチの巣にはお気を付けください。

さ、これで安心して
一番搾りごっこが出来るぞ!

…結局それかい(笑)

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