新潟県一般県道506号
岩沢中条線(中編)
(ちょい役で主要地方道58号 登場!)
2018年8月14日 探索・2018年8月30日 公開
2018年10月23日 加筆修正
夏の暑い一日、2018年8月14日。
いつぞやのリベンジを果たすため、私は十日町市にいた。
古の道標では、国道49号・県道58号と並ぶ、おなじみ新潟県一般県道178号山ノ相川下条停車場線である。ここは漉野地区。この地区もすっかり有名になってしまった。今回は506号を辿るので、ここを左折。そう、前回の一般県道506号のリベンジ編なのだが…
506号の入口は、相変わらずいい感じの廃道臭を醸し出している。
何となくこの先に進むと通行止めになりそうなのだが、そうはならないのがこの道のいいところ(笑)
これは角度を変えた県道506号。やっぱり狭いのは狭い。それに、取っ手つけたような感じで進むこういう道は、個人的に大好物である。いやぁ、オイシイ(笑)
これは山間を進む506号。この道の特徴の狭さを存分に醸し出している。よ~く見て頂きたい。道を踏み外せば、下の池に一直線!なのだ。しかも、崖にへばりつくように走っているこの道。
狭さといい、道の進み方といい、非常に良い道(?)である。
506号の道幅全景。おまけに、ここは上り坂の頂上付近。
この辺は小千谷市と十日町市の境なので、軽い峠(峠に重いも軽いもないと思うが)なのだろう。
実際の道も峠の風格があったが、それでもこの道の狭さはやはり特筆すべき。…白線から白線まで、下手をすると跨げますぜ、ダンナ(笑)。で、ふと横を見ると…
道を踏み外そうものなら、真っ逆さま(^^;
この付近は棚田が多くあり(今は耕作放棄地が多くあるが)、それがこの風景を生み出したのだろうと推察。せめて駒止めくらいは欲しいものである。
で、このまま進み、やがて前回撤退したその先へ進むと、この標識。
幅員2.3m?。ウソつけ、もっと狭いよ(笑)
し・か・も!
ここを読んで頂いている読者の皆様ならお気づきだと思うが、この幅員の規制標識は漉野側にはないのだ!。…漉野側から普通車でも入ってきたら…。これまでの道程を見てお分かりと思うが、普通車が転回出来るような場所は、あの狭い道の中にはない。間違いなく立ち往生すること請け合いだ(^^;。
と、一人でツッコミを入れていると、この標識の反対側に気になるものを見つけた。
おおっ、卒塔婆ではないか(笑)
おや、一般県道(主要地方道)58号。ここまで来たので、せっかくだから58号を進んでみよう。
すると、車の通りが少ないどころではない。一台もないのである。しかも、道の雰囲気がおかしい。
消えかかったセンターラインと、道の左右の緑の深さが、どことな~くではあるが廃道臭が…。
いやいや、でも主要地方道だしなぁ。大丈夫だろう…と思ったら!
おおっ!通行止めやんかっ!(笑)。やっぱり、あのアヤシイ雰囲気は期待を裏切らなかった!県道58号線と言えば、主要地方道のはず…まさか、不通?
(この時は58号の謎や178号、山ノ相川との関係は気づいてはいたが、気にしないようにしていた。なぜか。自分がドツボにハマりそうなのが、わかっていたからである)
ここを見てしまったからには、後に退けないな…と言うのが正直な感想である。
ふと左を見ると「林道池の平線起点」
右を見ると…ふむ、閉園になったのね。それなら、開園している間に58号線を開通させた方がよかったのでは?とも思ったが、そこにはいろいろオトナの事情があったのだろう。
そんなことより、問題は直進!(^^;
もう一度見ると…うむ、全面通行止めとは書いてないし…標識脇の地面には、複数のタイヤ痕があるなぁ…
あっ!気づいたら入ってしまっていたっ!(←確信犯(笑))
…仕方ないなぁ…てことで、大手を振って通ることにしよう(笑)
しかし、道はいよいよ廃道臭が…アスファルトの荒れ方は、なかなかのものである。
山側からは、既に緑に覆われつつあったりする。道としては、多少整備すれば使えそうだが…
途中からは南魚沼、十日町の雄大な風景が広がる。
道はこの先、砂利を積み上げられて通行止めになっている。その先は大きな谷が…
これは…滑ったな?。県道178号もそうだが、旧川口町境で通行止めになっていることが多いようだ。
しかも、その終点はほとんどが「山ノ相川」。いったい、この場所に何が起きているのか?。県道58号と県道178号のカギを持つ場所。そしてもう一つ、県道209号のカギも持つ、山ノ相川に行ってみる必要がありそうだ。
でも、今はひとまずこの県道506号を進みのが先決だ!。
506号の探索は、いよいよ後編へ!。