新潟県一般県道178号
山ノ相川下条停車場線
(前編)
2018年7月1日 探索・2018年7月2日 公開
湿気も高く、とてつもなく暑い、梅雨の晴れ間の一日。
世界には、こういう日をドッグデイズと言う国もあったりするそうで…
そんな日に、所用で十日町市に行くことに。毎度のことながら、そのついで(?)に少し寄り道。
その県道は、不通だということは事前にわかってはいたが、実際に行ってこの目で見たかった。
起点は国道117号の下条駅(県道は昔の表現で「停車場」と言う)。
案内通りに進むと、県道178号線は一旦国道117号線と重複したかと思うと、すぐに右折して山の方向へ突っ込んでいく。しばらく走ると(交通量が多く、撮影出来なかった)現れる集落が「漉野」(すくの)。
この集落の手前で県道506号が左から合流し、しばらくして右に別れていく。
県道506号は小千谷市願入を目指して進むが、今回の本題は178号。そのまま直進して十日町市漉野を目指す。この辺になると山深く、冬季にはかなりの積雪量になるのではと思われるが、今回の空は晴天そのもの。清々しくて今の季節からは想像もつかない。
さて、漉野と言う集落を抜けて進む、県道178号。漉野を過ぎると道は若干広くなり、アップダウンもあったりして、なかなかの快走路だったりする。ここを走っているときにおいては、まさかこの県道が不通県道とは思いもよらない(とはいえ、不通県道とはそんなものだが)。
快走路を先に進むと、今度は「二子」(ふたご)と言う集落があり、道はその二子の集落も過ぎ、更に山の上にいい感じで登って行く。山ノ相川に向けて峠を越えようと、道は一気に登っていくのだが…道の白線が消えかかっていたりして、どうも怪しい雰囲気が。辺りには人家もなくなってしまい、いよいよか?と思いつつ、先へ進んでいく。
ん?緑が濃くなってきたぞ。それに、この路面の良い感じの荒れ方は…舗装の継ぎ目に草も見えるじゃないか。
大体、路面に草がはみ出している時点で怪しい雰囲気が。もしかして?いよいよ来るか?カーブの先が緑の壁が気になるっ!。
で、更に先に進むと…
ど~~~~ん(笑)
おっと!結構なやぶじゃないか!しかもこれ、通れそうにもないかもと一瞬思ったが、ここは落ち着いて考えてみる。
まず道具だが、この時は別の探索も控えていて、そこを想定していたので藪こぎの道具は持ってきていない。長靴もないし…。
しかし、地図上では不通区間は350mくらい。ちょいと短めのトンネルの長さくらいで、通れないことはないな。それに、よく見ると道の真ん中だけ草の高さが低く、頻繁ではないものの、おそらくいくらかの通行はあるようだ。そうなると通行できる可能性が高くなる。
ところで、私が考え事をしているときは、独り言を言っているときがある。おそらく、この時も言っていたと思う。気を付けないといけない。ハタから見ればアヤシイヤツである。もっとも、こんな山奥。見ている人がいるかどうかが一番の疑問だが。
…更に観察を続けてみる。
阿賀町の国道49号よりマシみたいだな…しかも、ヤマヒルはいなさそうだし。注意するのはヘビとプーさんか。そうなるとやはり装備が足りないなぁ(←こんなことを考えている時点で変という事に、本人は気づいてない(笑))
しかし、今日はこのあともう一つ見ておきたい場所がある。う~む、時間的に見ても無理がある。そんな時には無理しないのが鉄則(と私は思っている。無理したところで、ロクなことがない)。そんなわけで、踏破しようと思ったが…(一応)撤収!
待ってろ、今度は反対側の山ノ相川側から行ってやる(どっかで見たな、この展開(笑))