スズメ
2017年1月31日 撮影 2019年2月8日 公開
お正月も過ぎて、冬の一日。雪はなく、冷たい風が吹く昼過ぎのことです。
通りがかった道の脇にあった木を見ると、スズメが二羽…
身を寄せ合って寒さを凌いでいるようですが、右のスズメがモゾモゾと動いていました。
そこで、キャプションを付けてみました。
右のスズメ「おい~、詰めるなよ~」
左のスズメ「も~。寒いんだから、いいじゃない」
右のスズメ「そんなこと言ったって、こっち枝があるから動けないんだよ」
やがて…
左のスズメ「ね、くっついてた方が暖かいでしょ?」
右のスズメ「そりゃそうだけど、やっぱり狭いよ~(←照れてるのもある)」
冬空の下、毛を膨らませて枝に止まっているスズメを見ていると、こんな風景がよく見られます。
このようなスズメを観察してみるのも、冬の楽しみの一つ。
この10年の間に、全盛期より6割~7割ほどに減少していると言われるスズメ。
その原因は人間の住まいの形が変化したこと、昆虫の減少など、環境の変化が原因と言われています。
スズメは動物学上の分類では、動物界・脊索動物門・脊椎動物亜門・鳥鋼・スズメ目・スズメ科・スズメ属・スズメ。
学名は Passer montanus、和名はスズメ、英名は Tree Sparrow と言われますが、このスズメ目は現生鳥類約1万400種のうち、半分以上の約6200種がスズメ目に含まれる鳥類最大の目であり、その大元締め(?)が日本にいるスズメなのです。(海外にいるスズメはイエスズメと言われ、日本のスズメとは若干違います)
私たちの身近にいるスズメは、実は動物学では偉大な鳥だったりします。
皆さんの近くにスズメを見かけたら、追い払う前に少し観察してみてくださいね。
スズメの意外な一面が見れると思います。