新潟県一般県道427号
五十子平真田線

2025年7月19日 探索 2025年9月29日 公開

新潟県一般県道427号五十子平真田線。いつものことだが、この名前を聞いて「あぁ、あの道かな?」と思われる方は非常に少ないと思う。それは新潟県民でも同じことだと思うし、相変わらず「どマイナー」な県道を、今回も探索している私だ。
とはいえ、この道。有名じゃないかと言うと、実はそういう訳でもない。どういうことかと言えば、この道は実は「険道」として、YOUTUBEでいくつかレポートされている方がおられるからだ。
今回は動画のレポートではなく、画像でのレポートを繰り広げていく、いわば記録のようなものだ。なもので、気軽に読み進んでいただきたい。私も、実はここは気軽に探索している。

さて、今、私がいるのは新潟県十日町市の松之山地区。国道353号の交差点に立っている。私はこの353号から県道427号を見ているわけだが、ここを見る限りでは「卒塔婆」がない。と言うことは、この分岐している道が「県道」と言うことが知られないと言うことになる。それは寂しいではないか。それでは、今回の探索範囲がどのくらいなのか、おなじみ地理院地図を使って確認してみよう。

位置関係からすると、このように県道427号は国道353号と国道253号を結ぶ、非常に重要な路線と言うことが出来る。但し、近年まで道幅が非常に狭く、かつ冬季通行止めなどもあるため、今はその不便さを解消するべく道幅拡張の工事が行われていたりする。このWEBに収載した道の風景は、もしかすると近年に失われてしまうかもしれないので、気になる方々は早めに探索していただくことをお勧めする。

正面に見えるのは、私の相棒の車。今回もクマの出没が激しい地域で探索を行うので、今回も手段は車とした。本当は自転車の方がいいんだけどね…。停まっている道は国道353号。で、正面に見えるのは高館トンネル。松之山の市街地まで一気に貫くトンネルだ。開通は2008年11月5日。その全長は1202メートルと、比較的長いトンネルでもある。手前の標識には、五十子平・坪野・赤倉・東山方面とある。卒塔婆はないものの、この青看が示す方向がまさしく県道427号の存在を示しているが…これだけ示すのなら、どうして卒塔婆を立てないのかな?と言う気がする。

と思いきや、卒塔婆はちゃんとある、しかし、そこに設置されているのは「国道353号」で「県道427号」であることには間違いない。卒塔婆の傷み具合も、それを支える標柱の錆具合も、自然の手でしか装飾が出来ない錆具合になっている。実に雰囲気が良い卒塔婆なのだが…できればここに県道427号の卒塔婆もついていてほしかったなぁ…。こうして見上げる青空が、すっごく眩しくて涙が出るぜ…。

さぁ、じゃあ行こうか!。ここから直進が、我らが新潟県一般県道427号五十子平真田線のスタートだ。
しかし…それにしては緊張感の;ないスタートだなぁ…。卒塔婆もないし(←まだ言ってる)…。でも、この道が国道353号と国道253号を結ぶ道として、注目を浴びているのだ。十日町市街地と松之山を結ぶ幹線道路と、地域の住民の脚として利用されている道…と言うことで、新潟県のWEBにも紹介されている。そんなに立派な道なら、今回は没ネタかなぁ…と思いながら探索に進んでいったのだが…実はそんなことはなかった!(たぶん!)。

さぁ行ってみよう!。入口は、これでもか!と言わんばかりの快走路!。正直、こんなので険道と言えるのか?!と思っていたが、道だけは先に進んでみないとわからない!。と言うことで、進んでみることにする。改修が進んでいる道ならなおさらだ。元の道の姿を記録しておかないといけないだろう…と言う、変な正義感のようなものに駆られて、探索をスタートする。

さぁ…探索開始!

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