新潟県一般県道207号
大栗田村上線

第6部「11番カーブの瑠璃草」

2025年8月31日 探索 2026年1月7日 公開

11番カーブの瑠璃草

「ぬるで」のカーブを過ぎて先に進むと、なんとも立派な擁壁が現れた。苔むした擁壁がなんとも愛らしい(?)が、どうも違和感を覚えて、一歩下がって道全体を眺めてみたのがこの画像だ。よく見ると、谷側のガードロープの支柱が妙に新しいじゃないか。路面を見てみると、L字型に舗装しなおした跡がある。…さては路面が落ちたな?。それも結構派手に崩れたようだ。いつも思うんだが、こういうところの道路の補修はどうやって行うんだろう?。ここまでの道幅が細いので、そんなに大掛かりな重機は持ってこれないと思うし…。工事している現場を一度見てみたいものではある(←そりゃ無理だ)。

山側もなかなかの急斜面だなぁ…と眺めてみると、木が生えていない斜面の部分がある。ありゃ崩れた跡だな。この辺は崩れやすい地質なのか、水分を含んで崩れたか…。いずれにしても、この苔むしてしまった擁壁が担っている役割は少なくないと思う。

ここを探索したのは8月の最終日だったが、なかなかに蒸し暑い日だった。左側には門前川。気温は高かったが、それに対して川の水が冷たかったのか、川一面に靄(もや)がかかって幻想的な雰囲気になっていた。そのせいかどうかはわからないが、擁壁の表面が一面苔に覆われていて、鮮やかな緑と濃い緑が混ざった絶妙なコントラストが非常に美しかったのを覚えている。
この探索は車で行っていたので、停める場所があれば降りて実際にこの擁壁に触れてみたかったが、そこまでの道幅の余裕はないんだ、この道…(^^;

川と山に挟まれた狭いところを切り開いて…と言うよりも、もともと川に直接落ちていた山の斜面を削って道を通した感がある。門前川の岸辺や小さい中州には若干の湿地なども見えたりして、自然真っただ中の風景が目の前に広がっている。綺麗だねぇ…。こういうところには、やっぱり水飲みにクマがお越しになるんだろうなぁ。ここでも降りれるものなら車を降りて、少々周りの景色を眺めたかったが、やめておいた。ここも…車を停めるスペースがないもんだから、仕方ない。

門前川の美しい渓流の脇を通る県道207号。もう少し道幅が狭くなるかな…と思っていたが、そんなことはなく、4トントラックが通行できるくらいの道幅だ。だから自動車交通不能区間になってないんだな。こうしてみると穏やかな県道の風景に見えるが、きっとここも災害に直結した道じゃないかという気がした。川のそばを通っていて、なおかつ周囲は山の中。おまけに冬季は通行止めになる県道だし…。もしかしたら来年は通れないかもしれないと思うと、しっかり見ておきたいと思った。

出てきました!カーブごとに名前がついている、この道の名物(?)。11番カーブは「るりそう」。漢字で書くと「瑠璃草」。調べてみるとこの草花は日本固有種で、本州の中部地方以北、北海道の西南部に分布していて、山地のやや湿った落葉樹林の林床に生育するそうだ。「やや湿った」とあるから、やはりこの付近は生育には適しているのだろう。花が咲くのは4月から6月。今はもう9月だから、残念ながら花は見ることができなかったが、なかなか可憐な美しい花が咲くらしい。

先に進むと…おや?。A型バリケードが路肩に並んでいる。左側は門前川、その川岸がなくなってるな、こりゃ…。夏前の梅雨の季節に路肩が落ちてしまったようだ。ひとまず安全を確認して通行可にしたんだろう。こんなところで路肩崩落に巻き込まれてしまうとシャレにならないので、ゆっくりと注意して通過する。

…ん?。山側の上部が気になって引き返して見上げてみると、あちゃー…。山側はなかなかの急斜面じゃないか。大雨が降ったり大雪が降ったりすれば、地面が水を吸い込んで一気に滑り落ちてしまいそうだ。

次回、「を」か「お」か、それが問題だ…?。

第7部
「おしろいばな」へ